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長期出張には必ずロードバイクを持って行きます。いつもは梱包が簡単なシーコンのエアロコンフォートプラスを使っていますが、今回利用したスイスエアーはハードケース指定だったためエアロテックエボリューションです。これもフレームが傷つかないように工夫されていて、安心感があります。 |
◆世界最大の『ユーロバイクショー』 今中大介のリポートVo.1
夏のバカンスを終えると同時に、世界でサイクルショーが慌ただしく始まります。その中でも最も規模が大きいのが、ドイツのボーデン湖畔で開催される『ユーロバイクショー』です。現地に向かった今中大介の報告です。1回目は目立った商品などを中心にリポート、次回はショー後のイタリアメーカー巡りの旅をリポート予定です。
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先ずはクォータのブース。トップクオリティを適正なプライスで提供したいという信念が貫かれていて、ヨーロッパやアメリカを中心に人気です。クォータブランドの創成期からの付き合いなので、イタリアのスタッフ達とはファミリーのようなものです。
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ツール・ド・フランスで果敢にアタックを繰り返したアグリチュベルのKOMが展示されていました。上り用に超軽量にできていますが、平坦の加速も鋭く、しかも落ち着きがあります。手前味噌で恐縮ですが、乗るたびにその性能に感心するフレームです。 |
クォータのカーボンテクノロジーを見事に表現しているケベルも、カーボンカラーなど2モデルでカラーリングが変わりました。ヨーロッパでは爆発的な人気ですが、日本国内でも同様の現象が起きていて、今年のシマノ鈴鹿でもけっこう見かけました。 |
ケベルの新色の1台。ホワイトベースで部分的にカーボン素材が見えるデザインです。国内でも09年からコンチネンタルチームが乗る予定。 |
カーボンロードバイクのエントリーモデルとして人気のカルマはフルモデルチェンジ。シートチューブがエアロ形状になり、上級モデルのような流麗なデザインを採用してきました。日本ではシマノ105セットで30万円を切って登場予定です! |
09年に登場するニューデザインのクイーンK。トライアスロンの世界でも実績があるタイムトライアル専用バイクです。 |
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CSCやラボバンク、ミルラムといったトップチームに使われているプロロゴサドルのブース。ツールでCSCが活躍し、サストレが総合優勝したこともあって、黄色一色のブースです。 |
これがサストレ使用のプロロゴ・チョイスマックス。他にもポイント賞をとったフレイレのサドルも展示されていました。 |
バックのポスターでお分かりのように、これはカンチェラーラのサドルです。08シーズンは北京オリンピックのタイムトライアルでもこれを使って優勝しましたが、ロングスパートで勝利をものにする豪快なゴールシーンも多かったですね。 |
早速カンチェラーラがポスターに登場。レース会場では見ることができない表情ですね。 |
プロロゴの最上級モデルであるスクラッチナックは、ソフトなカーボンベースとしっかりとしたカーボンレールで構成されています。 |
プロロゴの"C.ONE30"カーボンサドル(134g)。イタリアンデザインならではの精悍さがあります。これはフルカーボンなのでロングライドには向きませんが、ヒルクライム用には使えます。 |
ちょうどカンチェラーラがブースに現れました。「彼は元プロでポルティで走ってたんだ。イマナカっていうんだ」とスタッフが気を利かせて紹介してくれたところ、「そうなんだ。覚えているよ子供の頃にテレビで見てたもん」と、サドルを手にしてさっとサインをしてくれました。MAXとロゴの入ったサドルにInterと書き、「これでインターマックスだね」と微笑みかけるカンチェラーラ、ナイスガイです。 |
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カーボンクランクのみならず周辺パーツでも勢いを見せるFSAのブース。 |
最上級カーボンクランクのK-Force MegaExo コンパクト。リブ入りの完全中空カーボンアームなので剛性を保ちながら軽量にできています。 |
FSAが昨年から作り始めたコンパクトアーチのハンドルは、リーチとドロップが浅く、しかも自然なカーブを描いています。梅丹本舗の新城幸也クンが愛用しているのを、5月のツアー・オブ・ジャパンの関連ニュースにアップしていますが、日本人には最適かもしれません。 |
「アンケ、FSA!(FSAも扱ってるんだ)」と驚くカンチェラーラ。ツールの第11ステージを制したアルヴェセンも一緒に記念写真。 |
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ショーでは昼食を食べる時間が無いくらい大忙しですが、それでもホテルに戻って毎日1時間はロードバイクであたりを散策。写真で見ると大したことはないですが、後ろはリンゴ畑で、その先はボーデン湖。かなり景色がよくて良い気分で走ることができます。地図なしで知らない道をどんどん進むのも冒険をしているようで実に楽しいものです。 |
ユーロバイクの会場に近いボーデン湖畔のホテルに滞在。周りは見渡すかぎり一面にブドウ畑が広がっていて、仕事じゃなければかなりのんびりできそう。 |
ドイツ語のメニューしかないレストランで薦め料理を頼んだら、漫画に出てきそうな巨大な骨付き肉が出てきました。もちろんこんなに大きいのは食べ切れません。でも驚くことに周りのお爺ちゃんお婆ちゃんたちは、美味しそうに最後まで食べていました。ある意味タフです! |
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MET社の新製品"シンセシス"。METのヘルメットは昔からエアホールの開け方や内部のカッティングが洗練されていて、涼しい構造をしていましたが、シンセシスはポリカーボネイトのリブをエアインテーク状に配して、さらにクーリング機能を進化させていました。また頭部との密着による空気の滞留を防ぐため、アイスジェルと呼ぶパッドも使用しています。 |
シンセシスのリブ構造が見えるディスプレー。実際に通気性が良い設計なのはMETらしいところ。 |
通気性をとことん考えたシンセシスの内部カッティング構造。パッドも特殊で、スポンジではなく細かいジェルパッドを使うことで、頭から浮いた部分を増やし、空気の滞留を防ぎます。凝った作りなのでストラディバリウスより高価ですが、何とか3万円少々に抑えて日本に導入したいと思います。 |
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ユーロバイクの会場では元チームメイトと合うこともしばしば。向かって左は、イタリアのテレビ解説を担当するマルチネッロ。「チャ?オ!ジロの名解説をいつも聞いてるよ」と言うと、「あれは俺の声じゃないんだ、解説者の覧に俺の顔写真を出しているだけさ」とオドケて見せる。ユニークなところは現役の頃から変わりません。オリンピックや世界選手権のトラック競技で数々の金メダルを獲得している英雄です。 |
96年のツールを走った際に僕のチームのエースだったルブラン。歴代の世界チャンピオンの中で一番明るいキャラとしても有名。いつもジョークばかり飛ばしていて、陽気なイタリア人たちが呆れるほどでした。食事の時間がにぎやかだったなあ。 |
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シーコンのバッグ類はどれも便利で、過去にはアームストロングが愛用し、現在も様々なトップチームが使っていますが、イタリアナショナルチームのサポートを記念してこんなスペシャルバッグもリリースすることになりました。 |
イタリアナショナルチームバージョンのエアロコンフォートプラス。中もアズーロです。 |
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ポラールの説明は要らないですね。プロなら、たとえサポートライダーじゃなくても自前で購入してトレーニングに活用しています。 |
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デザイナーズブランドとして人気があるカステリのウェアー。いつもにぎやかです。 |
真っ黒に塗ったボディーに、カステリのラジエーション素材をまとった大道芸人。微動だにしないので、気に留めずにブースの前を通過すると、サッと手が伸びていたずらをします。どおりで観衆が遠巻きで見ているはずです。まるでドッキリカメラのようで皆大喜び。カステリの社員がロンドンでスカウトしてきたそうです。自転車好きで、プロの話になると目が輝いていました。 |
ツール5勝のイノーやレモンの時代には3賞ジャージを提供していました。僕も昔買ったカステリの山岳賞ジャージを大切にしています。 |
カステリの歴史を感じさせる展示コーナー。 |
通常のウェアーの半分の重量を実現しているスーパーレジェーラ。小雨程度なら水を見事にはじき、たとえずぶ濡れになるような条件下でも、通常のウェアーの半分の水しか含まない構造。発汗性もあるのでヒルクライムを含むイベントで威力を発揮します。フィット製や快適性のために、何と25ピースもの部材を組み合わせて仕上げられているんですよ。 |
スーパーレジェーラのジャージに、その場で水を垂らしてもらいました。かなり多量に掛けてもはじきます。 |
スーパーレジェーラを説明するパネル。ロングジッパーになったので08モデルの70gから90gになりましたが、以前として世界屈指の軽さ。 |
カステリからはこんなオシャレなパンツも登場します。もともとパンツが好評で、80年代からこぞってプロチームが使っていたという歴史があるだけに、専用パンツにも力がはいっています。 |
これは秋冬のウェアー。向かって左のお洒落なソロジャケットは、国内でも販売中ですが、数に限りがありますのでお早めに。 |
氷点下から15℃までカバーするジャケットの"インソリートラジエーションジャケット"。寒さから身を守り、激しく動いても蒸れにくい構造です。袖もインナーも外せるんですよ。ブース前に立っている大道芸人が着ているのもこのインナー素材を使ったもの。これも国内で販売しています。 |
インソリートラジエーションジャケットの説明パネル。様々な条件に対応することが示されています。 |
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ノースウエーブのブースの2階には必ずパルメジャーノチーズがシャンパンと一緒に置かれています。ショーの2日目にはこの状態。もう底の硬い部分が見えています。 |
NWのトップモデル"エアライトS.B.S."にニューカラーが登場。NWならではのベンチレーションシステムを採用し、熱や振動といった外的要因を遮断することを目的にカーボンソールとインソールの間に木底を挟んでいます。NWはもともと日本人に合うラストで設計されていますが、この木底によってさらに馴染みが出やすくなっているんですよ。 |
新たに日本に導入する"タイフーンS.B.S."。トップモデル同様に、ワンノッチづつ微調整することが可能なS.B.S.システムを使っています |
NWの2階への階段。国内のショー会場では制限がありますが、海外のショーでは2階建てブースがけっこう使われています。 |
"Footbed"と呼ぶNWのインナーソールシステムを国内にも導入します。これはアームストロングやベッティーニ、ペタッキといったトップライダーはもちろん、サッカー、テニス、スキーなどの大御所がこぞって通っていたインソール工房のチェントロ・デル・ピエディが、しっかり開発に関わっています。特殊スポンジの変形によって足型を判断し、3つのパターンからインソールを選ぶシステムです。 |
これがNWインナーソールシステム「フットベッド」の3タイプのインソール。Aの標準タイプ、Bのハイアーチタイプ、Cの偏平足タイプのどれにあたるかを店頭で確認して購入できます。自分もチェント・デル・ピエディでオーダーしたインソールを使っていますが、一度使うと手放せません。このインソールの価格は4千円台の予定です。早く国内に紹介したい商品です。 |
NWの遊び心満点のカード。トップライダー達が映画の主役になりきって画像に納まっています。 |
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ローラー台やボトルケージで有名なタックスのブース。「元プロなんだからガンバレッ!」と乗らされそうになりました。 |
タックスのコーナーにあったニョロニョロのグミ。ヨーロッパでは、こんな真っ黒い不健康そうなグミを普通に子供たちが食べますが、こんなへんてこなのは初めて見ました。南フランスのレースのスポンサーでもあるアリボ製だったりして。 |
タックスは軽量な3本ローラーをリリース。俳優の鶴見辰吾さんも3本ローラー愛好者ですが、玄人っぽく乗りたい人はチャレンジしてみては?日本にも導入予定。 |
このタックスのローラー台は伸縮可能なので、意外にコンパクトになります。ローラーに掛かっているゴムベルトで十字に固定できるアイディア物。 |
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ユーロバイクショーのトイレには、いつも何かしら仕掛けがあります。これはバイクのフィッティングをアドバイスする会社のチラシ。 |
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ユーロバイクショーを終えて、イタリアのメーカー巡り。これはクォータを訪問した際に出掛けたコモ湖。僕にとってイタリアは自転車天国です。嬉しさのあまり、ちょうどF1の解説で入れ違いにやってくる片山右京さん電話しましたが、かなり羨ましがられました。今年の世界選手権があるヴァレーゼの街が近くにありますが、そこの出身のザニーニやナルデッロたちと、このコモ湖にもトレーニングに来たものでした。 |
イタリアの高速道路のパーキングにはオートグリルというレストランが入っていますが、けっこういい味をしています。移動中に簡単に食事を済ませたいのならお薦め。 |
ドイツでやたらとポテトフライを食べて太り気味なので、サラダを中心とした昼食。このモッツァレラとアンチョビのサラダも10年以上変わらない一品。 |